ピッツバーグ・パイレーツの外野手オニール・クルーズが、トレード市場で注目を集め始めていると現地7月23日、複数の米メディアが伝えた。
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 米メディア『ClutchPoints』によれば、「MLBのトレード期限が間近に迫るなか、複数の球団がクルーズの獲得について問い合わせている」という。また、同メディアは、「パイレーツは積極的に放出する意思はないものの、有力なオファーがあれば検討する姿勢を見せている」と報じた。

 一方で、同メディアは「情報筋によると、パイレーツはクルーズへの問い合わせを受けているが、チームに高額な見返りが無ければ、移籍する可能性は低い」と綴り、現時点でトレード成立の可能性は低いとの見方を示した。
  クルーズは今季ここまで91試合に出場し、打率.219、16本塁打、40打点、OPS.738(出塁率.219+長打率.319)の成績をマーク。シーズン序盤から打撃に波があり、6月には打率.176、3本塁打、OPS.580(出塁率.283+長打率.297)と低調な成績にとどまった。

 この数字について、同メディアは「時折の失速はチーム内で懸念材料となっている」としながらも、「彼の将来性は疑いようがない。クルーズの卓越した身体能力は、誰もが欲しがる存在に引き上げている」「メジャー屈指のダイナミックなアスリートを引き抜くには、破格の見返りが必要だ」と評している。