米日刊紙『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者は現地7月23日、スモールマーケットながら同日時点でメジャー勝率トップに立っているミルウォーキー・ブルワーズの強さの背景を紹介した。

【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! 愛犬デコピンも登場 開幕4戦で1勝も挙げられず計15対47という悲惨なスコアで終えたブルワーズだったが、投手陣が続々と怪我から復帰すると調子を取り戻し、過去49試合中36試合に勝利。特に直近13試合ではロサンゼルス・ドジャースへの6連勝を含む12勝と圧倒的な成績を残している。

 同記者によると、MLB最高勝率を記録しているブルワーズの年俸総額は1億2400万ドル(約181億円)で、MLBで7番目に少ない。これはドジャースが今季支払うと予想される「ぜいたく税」のペナルティよりも低額だという。

 パット・マーフィー監督が先日、「日本の野球ファンの皆さんには失礼かもしれないが、日本の皆さんは私たちのラインアップの名前を5人も挙げられないだろう」と語ったように、ブルワーズはスター選手が少なく、今季年俸1000万ドル(約15億円)を上回る選手はわずか2人しかいない。

 では、ブルワーズが市場規模のハンデを凌駕する成績を残せているのはなぜか。

 今季不振にあえぎ、シカゴ・ホワイトソックスからトレードで加入すると大きく成績を向上させたアンドリュー・ボーンはチームの強さについて、以下のように語る。