今季4度目の登板でも厳しい結果となった。

 サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は現地時間7月24日(日本時間25日)のセントルイス・カージナルス戦で先発、3回1/3で被安打8、8失点の内容で3敗目。右肘の故障から復帰後、後半戦で2試合目のマウンドとなったが試合序盤で打ち込まれ、ゲームを作ることが出来なかった。

【動画】ダルビッシュ、痛恨の逆転3ランを被弾 初回に2本のヒットで1点を失ったダルビッシュは、続く2回にさらに大きく崩れてしまう。アウト2つを取った後、本塁打2本を含む4連打を浴びこの回で6失点。ブレンダン・ドノバン、ウィルソン・コントレラスにはいずれもスライダーを捕らえられ、スタンドまで運ばれている。

 パドレス打線は中盤までに7点を挙げるも追いつくことが出来ず、7-9で敗れた。今季初の被弾やワーストの失点数など、本調子とは程遠い内容で降板したダルビッシュだが、この日の敗戦は、後半戦を戦うパドレスの方向性にも影響を及ぼすとの見方が出てきている。

 球団専門サイト『Friars On Base』が7月26日、「ベテランの苦戦で明らかになったパドレスの投手事情」と銘打ったトピックを配信。先発ダルビッシュが“炎上”となったものの、マイク・シルト監督がベテラン右腕の投球内容を振り返りながら、「すべては非常に“いつものダルビッシュ”らしい推移を見せている」と語ったコメントを掲載。それについて同メディアは、「かなり楽観的な見立てだ」と疑問を呈している。