エース左腕の“ささやかな不満”が話題となっている。

 レッドソックスの左腕ギャレット・クローシェイは現地7月26日、本拠地フェンウェイ・パークで行なわれたロサンゼルス・ドジャース戦に先発登板し、6回8安打2失点、10奪三振、2四球。粘り強い投球でチームを4対2の勝利に導き、両リーグトップタイの12勝目(4敗)を挙げた。今季は奪三振数でも両リーグトップの175を記録している。

【動画】「30回くらい流している(笑)」とクローシェイが不満を漏らした(?) 大谷翔平の38号先頭弾
 この日、初回に大谷翔平の先頭打者アーチを浴び、さらにテオスカー・ヘルナンデスのソロ弾も打たれたクローシェイだが、2回以降は、要所を締める投球でドジャース打線に追加点を許さない。3、4回に得点圏の走者を背負いながらも無失点で切り抜け、ちょうど100球で6回を投げ切った。これで今季の防御率は、ア・リーグ2位の2.23だ。

 試合後、米マサチューセッツ州ボストンを拠点に置くスポーツ専門ラジオ局『WEEI』は、監督や選手たちの取材映像を公開。その中でクローシェイは、「2球とも失投だ」と大谷、ヘルナンデスの本塁打を振り返り、「FOXが30回くらい本塁打映像を流している。今夜ドジャースが勝ったんじゃないかと思うくらいに(笑)」と中継局に皮肉を飛ばしている。

 また、ドジャース・ファンも多く詰めかけた本拠地フェンウェイ・パークの雰囲気に関しては、「ニューヨーク(・ヤンキース)の時と同じような感じだ。正直に言うと、ここ1か月以上ずっとそれを感じている」と言及。「毎週末のように満員で、とても賑やかだ。こういった観客の前でプレーするのは、本当に素晴らしいものだ」と充実感を滲ませていた。

 なお、ドジャースとの本拠地3連戦は、これで1勝1敗。現地27日の最終戦では、果たしてどんなパフォーマンスが見られるか。彼らの戦いぶりに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部
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