茅ヶ崎市立茅ヶ崎小学校で活動する学童軟式野球チーム「新町グリーンファイターズ」と「アザレア」に所属する橋口綺音(あやね)さんがこのほど、女子学童軟式野球の県選抜チーム「YAMAYURI」(ヤマユリ)のメンバーに選出された。岡山県で8月14日から始まる「NPBガールズトーナメント2025全日本女子学童軟式野球大会」に出場する。
小中高でプレーし、今も草野球チームに所属する父の隼人さんの影響を受け、1年生の時から野球が好きだったという橋口さん。当初は家族の方針で入部できずにいたが、一昨年のWBCをテレビで観戦したのを機に、野球への思いが抑えきれなくなり、ついに4年生のときに同チームに入部した。
「入ってすぐはなかなか上手くできなかった」というが、父と二人三脚で、朝から海に繰り出してバッティングやフライを捕る練習に励むと次第に上達していった。長所は「長打力」。チームでの打順は7番だが、出塁者を置いてチャンスで回ってくることが多く、「常にランナーをかえそうと思って打席に立っている」。試合や全体練習後は自主練習に励み、素振りをするなどして長打力に磨きをかけている。
主将に抜擢
試合では「盛り上げ隊長」と言われるほどの「声出し」でチームを盛り立てる。そうした姿勢が評価され、ヤマユリでは主将に抜擢された。茅ヶ崎の女子学童チーム・アザレアで主将を務めるようになってから声出しへの意識が変化したという。「主将に選ばれたからこそ、声を出して、元気を出してチームを引っ張りたい」と気合をみなぎらせる。目標は優勝すること。「チームの皆と、いい雰囲気の中で戦いたい」