小田原城北工業高校陸上競技部の吉村空さん(3年)が、男子ハンマー投で昨年に続きインターハイ出場を決めた。
吉村さんは5月の県高等学校総合体育大会で55m12を記録して優勝。6月に栃木県で行われた「関東高等学校陸上競技大会」(南関東)で4位に入賞し、全国の切符を手にした。
春に東海大学で行われた競技会で自己ベストとなる56m05を出し、関東大会に臨んだ吉村さん。当日は雨天で慣れないコンディションの中、「滑ってしまうのが怖くて自分の力を発揮しきれなかった」と話す。最後の6投目で55m75を記録し、入賞したものの、うれしさよりも悔しさの方が大きかったという。
「最初の投てきは様子を見て慎重に投げてきたが、関東ではみんな最初から全力で投げていて、自分の課題がはっきり分かった」と学びも大きかった。大会に向けて、1投目から全力を出せるように意識して練習を重ねている。
インターハイの陸上競技は、広島広域公園陸上競技場で7月25日(金)から行われる。「自己ベストを更新してまずは予選通過を目指す」と意気込んだ。