夏本番を前に、ガーミンより高性能なマリン機能を備えたGPSスマートウォッチ「quatix 8 AMOLED」(51mm 21万1800円・47mm 19万5800円、消費税込)が登場。新たに対応した音声コマンド、最大深度40mに耐える防水機能など、進化を遂げた最新作の実力を紐解きます。

トロールフィッシングからダイビングまで、水辺のレジャーを幅広くカバー

 夏の水辺はアクティブな遊びの宝庫。釣りやダイビングといったマリンスポーツはもちろん、航行中の操作や日常的な健康管理までサポートしてくれるのが、ガーミンの新作「quatix 8 AMOLED」。マリンアクティビティに特化して設計されたスマートウォッチの最新モデルです。

 ラインナップは51mmモデル(21万1800円 消費税込)、47mmモデル(19万5800円 同)の2サイズ展開。どちらも456×456ピクセルの高精細な1.4インチ AMOLEDディスプレイを搭載し、ベゼルとリアカバーには耐食性と耐久性に優れたチタンを採用。レンズには傷に強いサファイアクリスタルが使われています。

 操作系は、直感的な操作を可能にするタッチスクリーンに加えて、水中でも扱いやすい防水インタラクティブボタンにも対応。シーンに応じて最適な操作方法を選択できます。

 機能面では、一般的なGPSウォッチの役割に加えて、ボート、潮汐、オートパイロットコントロール、Fusion-Link、アンカー、フィッシング、GNTといった水辺で役立つアプリをプリインストール。

 特に海釣りを楽しむユーザーなら、太陽と月の入り時間と現在地から釣りに最適な時間帯を提案する“フィッシュフォーキャスト”、トローリングモーターを遠隔操作できる“トローリングモーターリモート”が便利です。

 また、“オートパイロットコントロール”ではガーミン製のGHC 50や互換性のあるチャートプロッターと連動し、オートパイロットアプリへのアクセスによって船舶のスムーズな操縦も可能になります。

 加えて、潮流の変化やアンカーのズレを検知して即時に知らせる“アンカードラッグ&潮汐アラーム機能”や、海図や世界の大陸地図にアクセスできるマップ機能も搭載。水上・陸上を問わず活用できる豊富な地図情報も魅力です。

音声操作と高度な耐水性能で、船上も水中も思いのまま

 今回の新モデルでは、シリーズ初となるスピーカーとマイクを内蔵。スマートフォンと連携させておけば、音声コマンドでチャートプロッターの操作ができるようになりました。

 さらに音声による通話の発着信にも対応しており、手がふさがっている場面でもスムーズな操作とコミュニケーションが可能です。

前モデルでは上位モデルのみで採用していたチタンベゼルとサファイヤ風防を標準で装備、表示画面もより大きく高精細に進化するなど、高度なスペックにふさわしい仕様を備える

 また、防水性能は最大深度40mに進化。前述のインタラクティブボタンとの組み合わせにより、スキューバダイビングやフリーダイブといったシーンでも、より安心して活用できます。潮流の変化や走錨(アンカードラッグ)への対応力も向上し、海上での安全性も高められています。

 さらに活躍の場は水辺だけにとどまりません。ランニングやサイクリング、ヨガなど100種類以上のスポーツアプリを内蔵し、日常のトレーニングにも幅広く対応。内蔵された第5世代光学式心拍センサーは、心電図(ECG)アプリにも対応しており、日常的なウェルネスの向上にも役立ちます。

 もちろん、ガーミンならではの高精度な位置情報測位機能も健在。海でも陸上でも、あらゆるシーンで信頼できるハイエンドモデルです。

●製品仕様
「GARMIN quatix 8 AMOLED 51mm/47mm」
・価格(消費税込):21万1800円/19万5800円
・ケース径:51×51×14.7mm/47×47×13.8mm
・重量:92g/73g
・ケース素材:繊維強化ポリマー(メタルリアカバー)
・ベゼル素材:チタン
・レンズ素材:サファイアクリスタル
・ディスプレイ:直径1.4インチ AMOLED
・解像度:456×456ピクセル
・ストラップ:シリコン
・防水性能:10気圧防水
・稼働時間:スマートウォッチモード 約16日間(常時表示:7日間)、GPSモード 約47時間(同 37時間)、マルチGNSSモード 約38時間(同30時間)、マルチGNSSマルチバンドモード 約35時間(同 28時間)、マルチGNSS+音楽再生モード 約10時間、バッテリー最長モード 約81時間、Expeditionモード 約17日間