「xDrive40d」には22インチMライト・アロイ・ホイールVスポーク・スタイリング755M(ジェットブラック)、「M60i」には23インチBMW Individualライト・アロイ・ホイールVスポーク・スタイリング914Iバイカラー(ジェットブラック)を採用。さらに、「M60i」にはハイグロス・ブラック仕上げのドアミラーカバーやテールゲートに専用ブラックバッジも与えられ、よりシャープでスポーティな印象に仕上がっている。

日本の伝統工芸を用いた特別な装備品の数々

「X7 xDrive40d BLACK-α」には、富山県高岡市の「モメンタムファクトリーOrii」が手がけた真鍮製の専用バッジをセンターコンソールに装着するのも特徴で、レーザー刻印と銀色調の着色が施された一品となっている。足もとを照らすドアプロジェクターには、「α」の文字が浮かび上がり、夜間の乗降時に特別な高揚感を与えてくれる。

 上位グレード「M60i」には、日本の伝統文化を用いたふたつの専用装備が用意される。ひとつは、漆芸作家・服部一齋氏による漆蒔絵/螺鈿装飾トリム。「時つ風」という縁起の良い追い風をコンセプトに、銀で描いた光と白蝶貝の輝きを組み合わせ、BMWの「駆け抜ける歓び」をイメージしている。

 もうひとつは、川島織物セルコン製の専用フロアマット。2024年のミラノデザインウィークで披露された「百の黒–A Hundred Black」の技術を基に、日本の伝統である「深い黒」にこだわって職人の手作業で織り上げたウール素材のマットだ。

 価格はX7 xDrive40d BLACK-αが1652万円、X7 M60i xDrive BLACK-αが2140万円となる。日本の伝統工芸とBMWの最新技術が融合したBMW X7 BLACK-αは、まさに日本のために仕立てられた一台。唯一無二の価値を求めるオーナーにふさわしい一台だ。