【試乗】釧路のレイバックCM撮影地をなぜかレヴォーグで訪問! 霧で絶景にはフラれるもレヴォーグの走りは頼もしすぎた

この記事をまとめると

■レイバックの新CMが釧路で撮影された

■そのCMの雰囲気を味わえる試乗会が釧路で開催

■試乗車は抽選でレヴォーグになったがスバルのGT性能を体感できた

CMはイケイケ感のあった昔のスバルを思い出させるもの

 7月半ば、スバルが釧路を舞台に催した試乗会に参加してきた。昨年の佐渡島に続き、「いつかは行ってみたい」企画の第2弾なのだそう。なぜ今か? といえば、2023年から発売されている「レイバック」の新CMがここ、釧路近くの絶景地を舞台に制作されたためだ。

 新CM自体は7月3週目の週末から放映開始。道東の雄大な自然のなかを、若そうだけど成熟世代風の男女が爽やかに駆け回る映像に「レイバック〜レイバック〜」という令和っぽい即サビながら、’80sリメイクめいたオリジナル曲まで、近ごろのスバルにしては洋楽っぽくてアイサイトを強調するでもない、世代を問わずの作りが、印象的な一篇だ。元・平成のヤングとしてはブルース・ウィリスやロッド・スチュワートを起用していたころの、レガシィのCMをふと思い出す。あのころはバックの曲だけ元ボン・ジョヴィのリッチー・サンボラを起用したり、スバルがホントに疾走しまくっていた。

 話がいきなり横に逸れたが、いずれレイバックの販売テコ入れの一環とはいえ、スバルが掲げる「安心と愉しさ」の素となるグランドツーリング思想は、初代レガシィより連綿と進化させてきたもの。レガシィアウトバックが終売を迎えた今や、ステーションワゴンGTの系譜は「レヴォーグ」、そして派生モデルにしてカジュアルSUVである「レイバック」に託されているのだ。