ウーマンエキサイトの記事です。

子どものためを思って、真剣にリスクを指摘しただけなのに、「また始まった…」という冷ややかな空気。良かれと思って言ったはずの「正論」が、いつの間にか孤立してしまう…。そんな経験、ありませんか? 今回ご紹介する物語は、園のイベントを巡って一人の母親が巻き起こす違和感から、組織における「正しさ」とは何かを、私たちに鋭く問いかけます。



「それって責任とれるんですか?」会議クラッシャーの憂鬱

物語の主人公である一人の母親は、娘が通うこども園の「お楽しみ会」の企画会議に参加しています。宝探し、ダンス…楽しそうなアイデアが飛び交う中、彼女の頭をよぎるのは、アレルギー、怪我、著作権といった様々なリスク。「それって安全ですか?」「責任は誰がとるんですか?」——。子どもたちの安全を願う気持ちから発した言葉は、しかし、会議の和やかなムードを壊し、他の保護者たちをウンザリさせるには十分でした。



子どもを楽しませたいだけ…すれ違う親たちの想い

じゃあどうすればいいのよ——。他の保護者は戸惑いの表情が…楽しい会にしたいだけなのに、水を差すようなことばかり言う「面倒な人」。周りからそう思われていることを感じながらも、彼女は心配を伝えることをやめられません。みんなの気持ちもわかる。でも、万が一のことがあったら…。それぞれの「子を想う気持ち」が、なぜこんなにもすれ違ってしまうのでしょうか。



読者の意見は?

こちらは投稿者のエピソードを元に、ウーマンエキサイトで公開された漫画です。このママ友の行動には、読者から賛否両論、様々な意見が寄せられました。まずは、彼女の「リスク指摘」という行動そのものへの、厳しい意見です。


・否定ばかりして代わりのアイデアは出さないパターンか?

・だったら代案くらい用意してるんでしょうね?

・まぁ、一部正論だけど保育園のイベントでいちいち大事にする権利者いないと思うけどな。印象下げるだけだし。

その一方で、「リスクを指摘することは必要だ」と、彼女の姿勢に理解を示す声や、具体的な進め方を提案する建設的なコメントも多く見られました。

・リスクを指摘する人間は組織には必要。だったら宝探しはやめましょうじゃなくてエリアを限定する、監視員を何処に何人置く、そうやってリスクを軽減するのが会議。

・いやでも曲はマジでダメだから。笑。使用料払わないとダメだよ〜


問題点を挙げるだけでなく、どうすれば解決できるのか。その点が議論を前に進めるか、ただ停滞させてしまうかの分かれ道なのかもしれません。


「正しいこと」を言っているはずなのに、なぜか人が離れていく…あらゆるコミュニティで起こりうること。もし周りの保護者の立場だったら、彼女にどう声をかけますか? 物語の続きを、ぜひ一緒に見届けてください。




(ウーマンエキサイト編集部)