【ワシントン=池田慶太】米国のトゥルシー・ギャバード国家情報長官は24日、2016年大統領選のロシア疑惑を巡り、当時のオバマ大統領らが疑惑を捏造ねつぞうしたと主張し、刑事訴追の対象になるとの見解を示した。米司法省は疑惑を再検証する特別班を設置し、捜査に本格着手した。

 ギャバード氏は新興メディアの番組に出演し、司法省が設置した特別班設置について「犯罪の選択肢を検討するものだ」と述べた。

 16年大統領選では、共和党の候補だったトランプ大統領の陣営がロシアと共謀し、民主党候補の当選阻止を企てた疑惑が浮上した。ギャバード氏は今月、多数の機密文書を解除し、疑惑はオバマ政権による陰謀だったと一方的に主張していた。