25日夜、京都市下京区の焼肉店で、従業員が火鉢に消毒用アルコールを継ぎ足したところ、火が燃え上がり、客と従業員の2人が重いやけどを負いました。
火事があったのは、下京区の焼肉店「京都焼肉enen四条河原町店」で、25日午後9時20分ごろ、従業員から「調理中にちょっとした爆発が起きた。従業員と付近にいた客に燃え移ってけがをしているかもしれない」と消防に通報がありました。
警察と消防によりますと、マシュマロをあぶるための火鉢の火力が落ちていたことから、客が20代の女性従業員に「火が消えそうです」と申し出ました。女性従業員が火鉢に消毒用のアルコールを継ぎ足したところ火が燃え上がり、20代の女性客の服に燃え移ったということです。
火はおよそ40分後に消し止められ、女性客は腕や首、肩や尻などに重いやけど、また女性従業員も太ももやすねに重いやけどを負い、病院に搬送されましたが、いずれも命に別条はないということです。
現場は、この店の屋上のビアガーデンで、店側は「普段から消毒用アルコールを燃料として使っていた」という旨の説明をしているということです。
警察は、業務上過失致傷の疑いも視野に、当時の詳しい状況を調べています。