パレスチナ・ガザ地区で飢餓の拡大が深刻となる中、イスラエル軍は物資の空中投下を再開しました。

【映像】空中投下の様子&飢えによる死者が深刻…ガザ地区の様子

 イスラエル軍は27日、国連機関との調整のもと、小麦粉や砂糖などの物資を空中から投下したと発表しました。

 食料などを運ぶ国連の車列が安全に移動できるよう、「人道回廊」も設置し、朝10時〜夜8時まで、複数の地域で戦闘を一時的に取りやめるとしています。

 一方で、UNRWA(=国連パレスチナ難民救済事業機関)は「空中投下は効率が悪く、飢餓を改善できない」と指摘しています。

 ガザ地区では、ハマスへの圧力を強めるイスラエルが物資搬入を制限していて、飢えによる死者が深刻となるなど、国際社会から非難が高まっていました。(ANNニュース)