大阪市の多くの小・中学校で17日、終業式があった。市立田川小(淀川区)では、雨で湿度が高かったためオンラインで開かれ、児童たちは空調の利いた各教室から参加した。上玉利(かみたまり)恭子(やすこ)校長が「1学期は運動会があり、万博に行った学年もありますね。夏休みは体調に気をつけて、また元気に会えるのを楽しみにしています」と話すと、児童たちは画面越しに真剣な表情で聞いていた。

 終業式の後、1年生のクラスでは、一人ひとりに初めての通知表が手渡された。担任から「1学期がんばったことは?」と聞かれると、児童たちは「運動会」「給食の野菜」「字を書くこと」など元気に答えていた。岡本唯花さん(7)は「『お友達になろう』と言ってクラスのみんなと仲良くなれた」と1学期を振り返り、「夏休みはおじいちゃんとおばあちゃんの家に行くのが楽しみ」とうれしそうに話した。

 市教育委員会によると、義務教育学校を含む市立の小・中学校412校は、17〜18日に終業式があり、8月25〜26日の始業式まで夏休み期間となる。(松浦祥子)