【2025年7月15日 星ナビ編集部】
星空の風景や夏の星座などを展示した写真展が開催されます。月刊星ナビでもおなじみの天体写真家のみなさんの作品を間近で、そして大きなパネルで見られるチャンスです。
中西アキオ氏の写真展は、東京都中野区の光学機器ショップ「ケンコー・トキナー」のギャラリーにて7月16日(水)からスタート。2024年秋、インド北部のヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に挟まれた山岳地域ラダックを旅して撮影した作品を展示します。標高4,000mを超える地域でとらえた紫金山・アトラス彗星のほか、ラダックの星や自然、そして文化の魅力が伝わる展示となっています。
ニョマゴンパと紫金山・アトラス彗星(撮影:中西アキオ)。画像クリックで表示拡大
また大阪市の富士フイルムフォトサロンでは、「夜空にかがやく星々の記憶〜星空写真の世界へようこそ!〜」と題した企画写真展が7月18日(金)より始まります。昨年に東京で実施された写真展の巡回展示で、17名もの作家による作品約120点が並ぶ予定です。夏休み自由研究イベントと同時開催なのもポイント。美しい天体写真を眺めるだけでなく、星の誕生やその正体など、星に関する基礎知識が学べるほか、気軽にできる星空の観察や撮影方法などが紹介されます。写真展の監修は天体写真家の沼澤茂美さんで、会期中には複数の講師によるギャラリートークやトークイベントも予定されています。
フジフイルム スクエア 企画写真展「夜空にかがやく星々の記憶〜星空写真の世界へようこそ!〜」リーフレット。会場には星空の観察にも適した「フジノン双眼鏡」をお試しできるコーナーもある。画像クリックで表示拡大