『G1 CLIMAX 35』愛知・ポートメッセなごや 第1展示館(2025年7月27日)
Aブロック公式戦 ○辻陽太vsボルチン・オレッグ×

 辻がNEVER王者オレッグをジーンブラスターで粉砕し、今G1で4勝目を獲得。Aブロック単独首位に立った辻は8・1高松大会でのタイチ戦に向けて、「お前の首はしっかりここで狩る」と予告した。

 3勝1敗で首位タイに並ぶ辻とNEVER王者のオレッグが公式戦で激突した。昨年のG1公式戦では辻がジーンブラスターを叩き込んで激勝。オレッグにとっては1年越しの雪辱戦となったが、辻は勢いで押し切った。

 のっけから互いにアグレッシブに仕掛けると、オレッグが珍しい風車式バックブリーカーで先手。強引にボルチンシェイクも繰り出すと、逆エビ固めで絞め上げた。出鼻をくじかれた辻だったが、ダイブ式の飛びつきコルバタでオレッグを場外に追いやると、トペスイシーダを敢行して、流れを引き寄せる。

 オレッグはド迫力のドロップキックで立て直し、串刺しボディアタック、リバーススプラッシュと躍動。力ずくで担ぎ上げて、一気にカミカゼの構えに。辻はロープを掴んで逃れると、串刺しニーをぶち込み、マーロウクラッシュを放つが、キャッチしたオレッグはまたもカミカゼを狙った。辻は必死に不時着したものの、オレッグはジャーマンで追い討ち。しかし、辻も即座に動いて、ジーンブラスターを叩き込み、両者大の字に。

 必死に立ち上がった2人はエルボー合戦で火花。辻はトラースキック、ヘッドバットで押し切ろうとするも、倒れないオレッグは辻をホイップしてからキャッチし、一気にカミカゼを繰り出した。辻がギリギリでキックアウトすると、オレッグは正調カミカゼの体勢に。