建機大手コマツの工場開放デーは19日、金沢市大野町新町の金沢工場で開かれ、超大型油圧ショベルやプレス機を生産する工場の見学、ホイールローダーの乗車体験を楽しむ親子連れ約3500人でにぎわった。

 工場建屋では組み立て中の油圧ショベル「PC3400」が初めて展示され、地上約5メートルの高さにある運転席からの眺めに来場者が歓声を上げた。同社がスポンサーを務める自動車F1チーム「ウィリアムズ・レーシング」のチームカラーが塗装されたホイールローダーも人気を集めた。

 石川県警音楽隊などのステージイベントや木工体験も催された。白戸洋志金沢工場長、長利啓正コマツ産機社長らがあいさつした。

 金沢港クルーズターミナル周辺では「港フェスタ2025」が同時開催され、海上自衛隊の護衛艦「みくま」などが公開された。