北國花火2025復興支援大会in金沢(北國新聞社主催)は26日、金沢市大豆田(まめだ)本町の犀川緑地周辺で行われ、能登の復興を願って1万2千発の花火が打ち上げられた。音楽を組み合わせた華麗な演出や人気作品「ラブライブ!」シリーズとのコラボ企画もあり、色とりどりの大輪が県都の夜空を鮮やかに染め上げた。

 金沢市が舞台の作品「ラブライブ!蓮ノ空(はすのそら)女学院スクールアイドルクラブ」とのコラボで、午後7時50分過ぎに始まった打ち上げは、同クラブのユニット「スリーズブーケ」による楽曲「眩耀夜行(げんようやこう)」とともに幕を開けた。

 昨年に続いて能登の被災地の住民を無料招待し、音楽と花火の共演コーナーでは、輪島市で炊き出しに参加した歌手MISIAさんの「アイノカタチ」に合わせ、多彩な花火が夜空を彩った。

 フィナーレは1千発の乱れ打ち「おとこ川市民花火」に続き、アイドルグループ嵐の人気曲「Happiness(ハピネス)」とともに3855発を打ち上げて締めくくった。

 大会に先立ち、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのキャストによるトークショーが行われた。村野さやか役の野中ここなさん、徒町(かちまち)小鈴役の葉山風花さんが、県内外から駆けつけたファンを前に金沢の魅力を語ったほか、大会の開幕を告げ、会場を盛り上げた。