5歳から77歳の14人が山林で一時孤立。日没が迫る中、別の現場での救助を終えた2機のヘリコプターがすぐさま駆けつけた――。
21日午後4時半ごろ、北海道清里町の斜里岳で「沢が増水して下山できない」と、遭難者から110番があった。急な雨で増水したとみられ、下山中の3組14人が次々に孤立。道防災航空室と道警のヘリ計2機が向かい、午後7時50分までの約1時間半で遭難者全員をつり上げて救助を完了した。けが人はなかった。
関係者によると、道のヘリは標茶町西別岳の体調不良者、道警のヘリは留萌市での水難事故の救助にそれぞれ対応し、その足で斜里岳に急行して救助に当たったという。【谷口拓未】