日本列島が広い範囲で高気圧に覆われた26日、全国的に気温が上昇した。気象庁によると、午後5時時点で全国914観測地点のうち35度以上の猛暑日となったのは253地点で、6日連続の200地点超えとなった。

 全国で気温が最も高かったのは福島県伊達市の39・9度。福島市と群馬県桐生市では39・2度まで上昇し、福島市では観測史上1位の最高気温となった。埼玉県鳩山町38・9度、京都府宮津市38・7度と続いた。

 東京都心(千代田区)も35・5度に達した。隅田川花火大会の会場(台東区、墨田区)には、日中から場所取りのため多くの人たちがやって来て、日傘を差したり扇子であおいだりして暑さをしのいでいた。

 環境省と気象庁は26日夕、27日も各地で気温が上昇するとして13府県に熱中症警戒アラートを発表。適切なエアコンの利用やこまめな水分補給を呼びかけている。【木原真希】