高校生に地域防災への意識を高めてもらおうと、宮崎県都城市で研修会が開かれました。

県教育委員会が開いた研修会には、都城市と小林市、それに、えびの市にある9つの高校から生徒や教職員あわせておよそ40人が参加しました。

研修会では、県の危機管理課の担当者が過去に国内で発生した地震や台風の特徴を説明し、避難する時には互いに助け合う気持ちが大切だと呼びかけました。

(県宮崎県危機管理課の担当者)
「自分で守ることも大事だし、地域のことは地域で助け合うというのが大事。大規模災害になった際は、重要なのは地域防災力です」

このあと、生徒たちは、避難所で使うテントの設置手順や備蓄用トイレの使い方などを確認しました。

(都城農業高校2年 宮崎羽捺海さん)
「実際に地震が起きたときに(高齢者に)声をかけて、一緒に逃げられるくらい心に余裕を持って、冷静に避難ができるようにしていきたい」

研修会を通して、生徒たちは防災意識を高めていました。