8日も厳しい暑さに見舞われた県内では、熱中症や熱中症の疑いで11人が病院に搬送されました。

島原市では、88歳の女性が熱中症の疑いで死亡しました。

県内は8日も各地で気温が上がり、島原市や南島原市口之津、佐世保市、大村市の4つの地点で、35℃以上の「猛暑日」を観測しました。

この暑さで、県内の10代〜80代の男女11人が、熱中症や熱中症の疑いで病院に搬送されています。

このうち島原市では8日午後2時40分頃、88歳の女性が家庭菜園の畑で仰向けに倒れているところを家族が発見。

女性は発見当時、意識がなく市内の病院へ搬送されましたが、まもなく死亡が確認されました。

消防によりますと、搬送時の女性の体温は41.6℃まで上がっていて、熱中症の疑いがあるということです。

県によりますと、熱中症の疑いによる死亡は、今年に入って初めてだということです。

また 諫早市の中学校では8日午後1時前、屋外で体育の授業の1000メートルの長距離走を行っていた女子生徒3人が、熱中症とみられる症状を訴え病院に搬送されています。

気象台は9日も「熱中症警戒アラート」を発表していて、

▼屋外への外出はなるべく短時間にして、暑い時間を避ける

▼屋内、屋外を問わず水分や塩分補給をこまめに行う

など、対策を呼びかけています。