県内の離島ではこの時期、ユリの花が見頃を迎えています。
▽五島市・福江島の北端に群生「コオニユリ」
反り返った鮮やかなオレンジ色の花びらと、黒い斑点が特徴の「コオニユリ」。
「コオニユリ」はユリ科の多年草で、高さ70センチ〜1メートルほどに成長。
一つの茎に直径10センチほどの花を、2輪から10輪つけます。
五島市・福江島の北端にある間伏地区は、数少ない群生地として知られていて、海岸沿いや山の斜面では首をかしげたような愛らしい姿を見ることができます。
初夏を彩る「コオニユリ」の花は、来月いっぱいまで見ることができます。
▽対馬にだけ自生といわれる「オウゴンオニユリ」
また 対馬市厳原にある花壇では、黄金色の大輪の花が咲き誇っています。
対馬にだけ自生するといわれるユリの仲間「オウゴンオニユリ」。
濃い紫色の斑点が特徴で、今月初めに開花して訪れる人を笑顔にしています。
近年は、自生株が確認されていないと言われ、花の愛好家たちが大切に栽培しているそうです。