20日に投開票された参院選比例代表に立候補し、23年ぶりに復党した自民党で議席を得た鈴木宗男氏(77)の長女で、同党の鈴木貴子衆院議員が26日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。
参院選で自公過半数割れの歴史的大敗を喫した自民党の石破茂首相をめぐる進退論について言及した。
「参議院選挙の大敗は石破総理ただ一人の責任である!などと言っている議員を私は見たことも聞いたこともありません。そんな議員がいたならぜひ教えて下さい。私が喝!!をいれます」と前置きした上で「しかし、、、今回の参院選は、昨年の衆院選で少数与党となってからの選挙であり『事実上の政権選択選挙』と位置付けられました。総裁自ら、『必達目標』と掲げた与党過半数の確保は出来ませんでした」と書き出した。
そして「何度も言いますが選挙はタスキをかけた人間の責任です。しかしながら、党としての目標を掲げたからには、責任を取るべきは組織の長ではないか、と思います」とつづった。
さらに「いかなる時もけじめ、があっての再出発です。そして、そのタイミングについては外交日程や今後予定されている各種日程などとの調整も不可欠であることは言わずもがなです」と記述。
「政党政治は複数の政党が互いに切磋琢磨しながら政治を司ることです。そのために、党が常に高みを目指すはもとより、あるべき姿を目指し努力することが必要です」とした上で「責任転嫁論ではなく、純粋な責任論です。そして引責は恥じることではないはずです」と締めくくった。
石破首相をめぐっては23日、退陣要求の声が党内であったと一部で報じられた。石破首相はこの日、自民党本部で麻生太郎氏、菅義偉氏、岸田文雄氏との首相経験者3人との会談を明かした上で「私の出処進退につきましては一切話は出ておりません」と否定した。