DCコミックスから生まれたアメコミ史上最も歴史あるヒーロー=スーパーマンを、ジェームズ・ガン監督が完全新作として描く映画『スーパーマン』(11日より日米同時公開)の日本最速IMAX上映イベントが10日、東京・グランドシネマサンシャイン池袋で開催された。

 本編上映前には、日本語吹替版キャストの武内駿輔(スーパーマン/クラーク・ケント役)、種崎敦美(※「崎」は「たつさき」/ロイス・レイン役)、浅沼晋太郎(レックス・ルーサー役)、さらに<スーパー>アンバサダーを務めるお笑いコンビ・チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)が登壇し、会場を盛り上げた。

 「小さい頃からDCコミックが大好き」という武内は、「スーパーマンの新たな歴史に参加できて光栄です。自信を持てる仕上がりになったので、ぜひ吹替版も楽しんでほしい」とアピール。

 さらに、「DCファンとしてまず感動したのは、あのクリストファー・リーヴが演じていた、皆さんにも馴染み深いスーパーマンの実写版の劇伴です。ジョン・ウィリアムズが作曲したあの曲は、スーパーマンを知らない方でも一度は耳にしたことがある名曲だと思いますし、そのアレンジが今回ふんだんに使われているところです。また、当時の映画へのオマージュを通して、ジェームズ・ガン監督が深いリスペクトを抱いているのを感じ、一DCファンとしてすごくうれしかった」と思い入れたっぷり。

 続けて「今回は、スーパーマンが“異星人である自分”と“人間としての生活”の間で揺れる、自身のアイデンティティに深く悩む姿が描かれているのも魅力です。ロイスとぶつかり合う場面もあったり、等身大の青年としての葛藤もあり、そのあたりが本作ならではの見どころだと思います。アクションシーンはもちろんですが、スーパーマンを演じさせていただいた自分としては、そこに特に感動しました」と、見どころを語った。