読売テレビ・日本テレビ系旅番組『遠くへ行きたい』は、放送55周年を迎えるにあたり、8月の4週にわたって日本各地の夏祭りを巡る旅を送る。

 読売テレビで毎週日曜午前7時、日本テレビで毎週日曜午前6時30分から放送される同番組は、今年10月に放送55年を迎える。8月放送回では4人の旅人が各地の夏祭りを訪れる。

 3日の放送では、俳優の内藤剛志が宮崎県美郷町で、平安時代から続く農耕神事「御田祭」へ。人・牛・馬が一体となり、泥まみれになって田んぼを耕す「牛馬入れ」が圧巻の祭りだ。内藤は、神馬を育てる繁殖農家を訪ねてその想いを聞き、祭り当日は牛馬入れに牛を引いて参加する。

 10日の放送では、俳優の新納慎也が広島県尾道市の「尾道祇園祭」へ。3つの地区の三基の神輿が、幟(のぼり)の下を周回する速さを競い、最後は神輿三基が入り乱れて駆け回る「三体廻し」で盛り上がる。新納は、伝統の祭りの熱気を間近で体感し、「生半可な気持ちで参加してはいけないという気迫を感じ、皆さんのパワーをもらって盛り上げるつもりで全力で声を出しました。尾道の祇園祭の魂が体に刻まれました」と感動する。

 17日の放送では、俳優・田中要次が、秋田県北秋田市の「綴子大太鼓祭り」に参加。直径約3.8メートルもの大太鼓を叩きながら集落を練り歩く祭りで、田中も大太鼓叩きを体験する。そして、24日の放送では、東京五輪ボクシング女子フェザー級金メダリストの入江聖奈が番組初出演。奈良県吉野町で600年続く奇祭・「蛙飛び行事」を訪れる。