8月1日にリニューアルオープンする「古湯温泉 佐賀風雅」のレストランのイメージ
会員制リゾート事業やホテル・旅館の再生事業を手がける「リロバケーションズ」(東京都、田村佳克社長)は佐賀市富士町に8月1日、宿泊施設「古湯温泉 佐賀風雅」を開業する。3月に取得した同町の温泉旅館「山華の正」をモダンに一部改装し、佐賀の地酒や嘉瀬川に臨む客室などでもてなす。
同社は九州では大分県別府市や熊本県山鹿市などで旅館を展開しており、佐賀県では初の施設。「山華の正」の従業員は希望者を全員引き続き雇用する。
嘉瀬川の景色や季節の風景を楽しめる露天風呂を備えた部屋や、九州や佐賀の食材を使った和食を提供するレストランが特徴。全21室で最大収容人数は67人。バーラウンジでは嬉野茶、かんきつのドリンクやようかんなど佐賀の特産品で宿泊客を迎え、夜は地酒や抹茶カクテルなどを提供する。
同社は「福岡のみならず、長崎、熊本までも1時間程度の好立地で、九州各地だけでなく東京、大阪、韓国や中国、台湾からの来訪も期待する」としている。(秋根紗香)