東京都江東区の猿江恩賜公園で23日、親子を対象に体験型の熱中症対策啓発イベントが行われた。
子どもの背の高さで計測した温度が、大人と比較して+7度程度になる暑熱環境を称した「こども気温」に注目し、サントリー食品インターナショナル令和5年から毎年開催している啓発イベントだ。
この日は東京都心の気温が34度を超える真夏日となったが、夏休み中ということもあり、暑さに負けず多くの家族連れが参加した。
イベントでは、日陰の中でもより涼しい「いい日陰」の条件についてパネルなどで学んだ。いい日陰の条件は「おおきいひかげ」「かぜがとおる」「しぜんのちかく」の3つで、キーワードの頭文字をとって夏の「お・か・し」とアピールしている。
また、子供たちが実際に公園内にある日陰スポットを探す「日陰ハンティング」も行われた。
このほか、大人が冬用コートの着用し、子供の暑さを体感できる「こども気温の疑似体験」など、親子で楽しみながら学べるさまざまな催しが行われた。
会場では、熱中症を予防するため、サントリーの清涼飲料「GREEN DA・KA・RA」などが配布された。
江東区から親子で訪れたと鈴木由佳さんは「楽しく暑さへの対策を学ぶことができました」。長男の瑛真君は「楽しかった。日陰によって気温が違って涼しかった」と話した。
イベントは7月24日と25日も開かれる。
鴨志田拓海
東京写真報道局記者。東京都生まれ、茨城県出身。令和3年入社、ニュース担当。ローカル鉄道の取り組みなどを追った写真で2024年東京写真記者協会企画部門賞を受賞。趣味はドライブ。