僕にとって古巣のベガルタでプロキャリアをスタート。だから、当時はよく見ていたよ。スピードがあって良い選手だなと思った。このまま成長していけば、いずれは――ジャーメインのことだ。

 E-1に臨む森保ジャパンのメンバー入り。30歳でA代表初選出。時間はかかったかもしれないけど、ようやく日の丸を背負うことに。そして香港との初戦で先発して、さっそく代表デビューを飾ってから、わずか4分。ジャーメイン、さっそく決めたね。

 相馬のクロスを胸トラップして鮮やかなボレー。その6分後には、また相馬のクロスから今度はヘディングシュートを流し込む。22分には味方のフリック2発から最後に仕留めてハットトリックを達成。さらに26分、久保のお膳立てから4点目をゲットした。

 今回のメンバーは欧州組が不在で、オール国内組。ある意味、選ばれた選手たちにとっては、来年のワールドカップに向けても、アピールしなければならない。それを考えれば、デビュー戦での4得点は、大きなインパクトを与えたはずだ。

 確かに香港は日本との実力者がある相手だったと思う。それでも、4ゴールはなかなかできない。そんなに簡単なものじゃない。でも、ジャーメインはしっかりと結果を出した。チャンスを確実にモノにしてみせた。ボレーやヘッドなどフィニッシュは実に多彩。これぞストライカーという感じで、点を取る形を持っているよね。
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 アジアの舞台で決定力を証明。今季に移籍したサンフレッチェでは、ここまで23試合に出場して4得点。その数字をたった1試合でクリア。ファンやサポーターは「それをクラブでもやってよ!」と思っているかも(笑)。