◇マイナビオールスターゲーム2025第2戦 全セ7―10全パ(2025年7月24日 横浜)

 巨人の吉川尚輝内野手(30)は「2番・二塁」に入って球宴第2戦(横浜)にフル出場。5回にバックスクリーン右へ1号ソロを放つなど4打数3安打1打点と活躍し、敢闘選手賞に選出されて賞金100万円をゲットした。

 チームが4年ぶり優勝を果たした昨季は岡本とともに全試合にスタメン出場し、ベストナインとゴールデングラブ賞を獲得。球宴出場はプロ9年目にして初めてで、選手間投票により選ばれた。

 23日の第1戦(京セラD)では最後まで出番がなかった吉川だったが、この日は「9番・遊撃」に入って先発出場した泉口友汰内野手(26)と巨人勢で二遊間を組み、泉口も4打数2安打1打点と活躍して全セを率いた巨人・阿部慎之助監督(46)を喜ばせた。

 球宴前ラストマッチとなった21日の阪神戦(東京D)では5―5で迎えた9回に今季2度目、プロ通算7度目のサヨナラ打。0―5で迎えた7回にリチャードの同点3ランなどで一挙5得点した際にも安打を放ってチーム2点目のホームインを果たしており、3安打1打点と最高の形で前半戦を締めくくっていた。

 セ・リーグは26日から再開されるが、巨人はここまで6戦6敗の鬼門・マツダで行われる広島との2連戦からリスタート。首位・阪神に10ゲーム差の3位となっている巨人だが、大逆転でのリーグ連覇に吉川の存在は欠かせない。