プロ野球のマイナビオールスターゲーム2025は23日に京セラドーム大阪で第1戦、24日に横浜スタジアムで第2戦が行われる。ファン投票や監督選抜などでセ・パ両リーグ計62選手の出場が決定。都道府県別の出身地では兵庫県がトップの9人を数えた上、兵庫五国(摂津、播磨、但馬、丹波、淡路)の全域から投打の精鋭が集う注目の舞台となる。

 セ・リーグのファン投票では先発投手部門で兵庫県出身者が上位にずらりと並んだ。最多29万7475票を集め、球宴に選出されたのは阪神・村上頌樹(南あわじ市)。2位に巨人・山崎伊織(明石市)が続き、阪神・才木浩人(神戸市)、中日・松葉貴大(姫路市)、広島・床田寛樹(尼崎市)が4〜6位を占めた。山崎は選手間投票、松葉は監督選抜で球宴出場を決めた。

 中継ぎ投手部門はセが巨人・大勢(多可町)、パが西武・甲斐野央(西脇市)の剛腕コンビがファン投票でトップ。セの三塁手は佐藤輝明(西宮市)、外野手は近本光司(淡路市)の阪神勢がファン投票で出場を決めた。

 監督選抜では阪神・坂本誠志郎捕手(養父市)、ロッテ・中森俊介投手(丹波篠山市)がともに初選出され、兵庫の旧五国を網羅する顔触れが出そろった。

 大阪市出身だが、育英高OBの広島・矢野雅哉もセの遊撃手のファン投票、選手間投票でともにトップだった。1998年生まれの矢野は村上、山崎、佐藤と同学年。ほかにも、この世代は才木や巨人・平内龍太投手(明石市)、ソフトバンク・佐藤直樹外野手(神戸市)が1軍で活躍しており、今後も楽しみな黄金世代といえそうだ。(大原篤也)