7月27日(日)にさいたまスーパーアリーナ(埼玉県)で開催される『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』の追加3カードが決まった。今回発表されたのは、喧嘩三番勝負で、祭りへの期待がさらに高まった。
貴賢神 vs 稲田将
三番勝負その1は、貴賢神 vs 稲田将。RIZIN MMAルール5分3R(120.0kg)で争われる。
貴賢神はスダリオ剛の双⼦の弟。大相撲貴乃花部屋に兄とともに⼊⾨すると、18年3⽉には史上初の双⼦の関取誕⽣と話題になる。ところが、21年7⽉に不祥事を起こし相撲界を引退。⼤晦⽇のリングで、総合格闘家転⾝を発表した。MMAデビュー戦となった22年4⽉のRIZINで関根“シュレック”秀樹にTKO負け。RIZINデビュー以来3連敗し、背⽔の陣で臨んだ24年3月のコーディー・ジェラベック戦で1R2分58秒TKOで念願の初勝利となった。しかし、連勝を狙った同年大晦日のエドポロキング戦で、1RTKO負け。今回は稲田から、何としてもMMA2勝目をもぎ取りたい。
カード発表会見で、貴賢神は「大晦日のときにしょうもない試合して、このようなチャンスをいただいて、誠にありがとうございます。対戦相手の稲田選手の印象は特にないんですけど、ヘビー級らしい試合ができたらいいなと思っています」と闘志を燃やした。
対する稲田は、柔道時代のライバルであるANIMAL☆KOJIに誘われ、MMA転向。22年5月、DEEPでのプロデビュー戦を1RKO勝利で飾った。しかし、2戦目は元王者の水野竜也に1RTKO負けした。その後、2勝1敗で迎えた24年11月に、地元愛知開催の大会でRIZIN初参戦。佐々⽊克義をタップアウトで退けた。今年6月のDEEPでは、ステファン“スマッシュ”も撃破。これで、2試合連続の1Rアームバーでフィニッシュ勝利を決めており、貴賢神もフィニッシュ決着で、RIZINのヘビー級戦線にアピールしたい。